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観音菩薩

高麗 · 3F · 世界文化館 · 日本

観音菩薩

鏡の反射面に仏教の尊像を線で刻んだものを鏡像といいます。この鏡像は、一方の面に白衣観音菩薩と般若波羅蜜多心経を、もう一方の面に准提観音菩薩を精緻に刻んでいます。准提観音は経典に「観音」という名はないものの、「七億の仏母」「三世諸仏の母」という思想を含み、母性を象徴する観音として信仰されたと推定されます。准提観音のまわりの八つの円は、身体の部位ごとに特定の種子を心に観じる修行法を絵を添えて説いたものとみられ、白衣観音のかたわらには童子像と合掌する武将像が表され、その上には般若心経と発願文が刻まれています。このような鏡像は、密教において想像力を通じて神と一体になる観想の儀式に由来すると推測されます。

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出典: e-ミュージアム(国立中央博物館)公式記録に基づく。