薬師仏
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江原道原州市鶴城洞で発見されたこの仏像は、韓国の鉄仏の中でも薬壺を持つ珍しい例です。原州は高麗前期の仏教美術の中心地の一つで、動きの大きな衣の襞や左肩あたりの紐飾り、片手で薬壺を支える姿などは原州・鳳山洞の石造薬師如来坐像とよく似ており、この地域の仏像の特徴をよく表しています。原州は南漢江の水路で鉄の豊富な忠州とつながっており、鉄仏が集中的に作られました。とりわけこの仏像は、鉄仏によく残る分割鋳造の継ぎ目がまったく見られず、鋳型を分けない蝋型(失蝋法)で作られた可能性を示しています。
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